足掛け四年くらいやってた気がする「オーフェン25周年」展開でよかったことを書きますね。 矢上オーフェン sube4.hatenadiary.jpsube4.hatenadiary.jp 「エルフを狩る者たち」矢上裕による無謀編漫画化。2018年から2021年にかけて連載。単行本は全六巻。 矢…
アニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編」BD・DVDに付属する特典SSのネタバレ感想です。これを書いている時点で筆者は「キムラック編」を視聴していないので、仮にあちらに絡めたネタがある場合気づかない可能性大。 本文11ページ。時系列は恐らく本…
秋田禎信の小説を「エルフを狩るモノたち」の矢上裕が漫画化した「魔術士オーフェン無謀編」の作品リストです。原作のどの回が漫画化されたか一覧にしました。2018年8月から2021年2月にかけてニコニコ静画comicコロナにて連載。全30回。 「原作巻」は最初の…
※以下の文章は当サークルの同人誌『秋田禎信1992-2018』に書いたものです。 「プルートー教師の凄いのは、アタシも知ってるんです。《塔》の教師はみーんな先生のことハブにしてるくせに、本音じゃあ怖がってるんですよ。うちの両親なんかもそう」 「あの世…
※以下の文章は当サークルの同人誌『秋田禎信1992-2018』に掲載したものです。 世の中の主人公は二種類に大別される。作品の顔として人気の高い主人公と、そうでない主人公だ。オーフェンは間違いなく前者に当たる。シリーズ開始からずっと、人気投票一位の座…
※以下の文章は私の同人誌「秋田禎信1992-2018」に掲載したものです。 砂漠には謎がある。 帽子の陰から砂丘を眺め、つぶやく。この砂漠には謎がある。ガンマンをただ殺すだけではなく、誘い出し、惑わす謎が。 容赦なく照りつける太陽の下、巨大な鉄の塊=メ…
現在:エバーラスティン家 五年前:《牙の塔》訓練場 五年前:《牙の塔》内教室 現在:トトカンタ市警の牢屋 五年前:《牙の塔》 現在:魔術士同盟トトカンタ支部 現在:バグアップズ・イン 現在:エバーラスティン家 現在:トトカンタ外縁部 現在:エバーラ…
せっかくなので、場面ごとに逐一振り返っていく感想にしたいと思います。思いましたが、えっらい時間かかったので次からはやらないかも。 五年前:《牙の塔》 現在:《牙の塔》からのトトカンタ 現在:《牙の塔》 現在:トトカンタ近くの森 現在:エバーラス…
「魔術士オーフェン」が20年ぶりに再アニメ化される。そう聞いて「今さら……?」と反応する人は多い。原作者/原作イラストレーターからしてそんなようなことをゆってる。ただし原作読者の、いやさ私の「今さら……?」はちょっとニュアンスが違う。 sube4.hate…
八月に新宿村LIVEで上演された第一弾から三ヶ月後。舞台オーフェン第二弾は、品川六行会ホールで十一月に上演された。ライブハウスっぽかった新宿村LIVEと違って、そふぃすてぃけーとされた会場だった。 ホール入口から入場口まで並べられたフラスタ いわゆ…
魔術士オーフェン アンソロジー 魔術士オーフェンはぐれ旅作者:秋田禎信,アンソロジー出版社/メーカー: TOブックス発売日: 2019/11/30メディア: Kindle版 ファンタジーラノベ「魔術士オーフェン」の25周年を記念して発売された公式アンソロジー。各編の扉絵…
ビブリオマニアの女子大生が本のない異世界に転生したことで絶望し、自分で本を生み出そうとする。この物語の面白さの一つはもちろん、紙を作るところからスタートする本作りの描写だ。この小説を読んでいると、日頃何気なく手に取っている本が途方も無い技…
二〇年ぶりの再アニメ化に、ラノベ「魔術士オーフェン」が盛り上がっている。……少なくとも盛り上げようという気概は感じられる。 放送開始は二〇二〇年一月だが、池袋となんばでは、公式グッズを扱う期間限定ショップがいち早くオープン。アニメ名物「絵の中…
神保町の一ツ橋ホールで行われた「魔術士オーフェンはぐれ旅」先行上映会に参加してきましたので、原作既読者視点から覚えてる限りで内容をメモ。当然ですがネタバレしかありません。同上映会に参加した方は間違いを見つけましたらご指摘ください。
「魔術士オーフェン」新作アニメは2020年1月から放映と発表された。企画が発表されたのが2018年3月。それから1年以上ほとんど何の音沙汰もなかったのでハラハラし通しだったけど、今回声優も発表されてるし、さすがにもうポシャることはないだろう。多分。 …
8月中旬。新宿村LIVEという劇場で上演された舞台、「魔術士オーフェンはぐれ旅」を観てきた。私が観劇したのは初日。一度観てこれは千秋楽も行きたいと思ったものの、残念ながら叶わなかった。 舞台の魔法 プレ編と交錯する本編 舞台ならではの演出 魔術と…
第三部始動を目前に控えた神坂一「スレイヤーズ」の魅力を今一度振り返る、ライトノベル妄論誌です。 ページ数は表1-4含め48P。筆者のテキストに加え、五名のゲストによるバラティ豊かなコラム、回ごと初出の呪文やナーガ登場の有無がひと目で分かる長短編全…
このページは、当サークルが頒布した同人誌「ドラまたマガジン2019年8月号」の訂正、注釈、pdf版ダウンロードなどの補足をするものです。 通販については今しばらくお待ち下さい。 お詫び 訂正(特に記載のないものは第二版で修正済みです P6 P10 P44 P46(…
当サークル「周回遅れの諸々」は、夏コミ(コミックマーケット96)で神坂一「スレイヤーズ」の妄論誌を頒布します。 webcatalog-free.circle.ms 概要 日にちは八月十日土曜日(二日目)。配置は西つ06b「周回遅れの諸々」。第三部始動を控えた同シリーズを、…
矢上裕の漫画「魔術士オーフェン・無謀編」を毎回楽しみにしてる。原作は秋田禎信の小説「魔術士オーフェン」……の外伝「無謀編」。コミカライズ担当の矢上は、「オーフェン」と同じ90年代に「エルフを狩るものたち」でブレイクした作家だ。 元々両者の無軌道…
GWが始まった4月27、28日。幕張メッセでドワンゴによる「ニコニコ超会議」というイベントが開催されました。 その中でひときわ目立ってたのが、平成の間にカドカワが出版した書籍を(ほぼ)全て展示したというブックタワー。 同時に各年ごとのランキングトッ…
上遠野浩平原作「ブギーポップは笑わない」(2019年版)の話です。「ブギーポップ」シリーズは現在新装版が何冊か出ててこれらは加筆修正されたものですが、以下の文章における引用は旧版を出典としています。 もう長いこと原作小説を読んでない読者は記憶が…
広い空と羽ばたく鳥と稜線を背に、オリエンタルな衣装を着た少女が佇んでいる。その瞳には何が写っているのだろうか。 少女の名は空澄あるいはカラカラ。彼女が主人公を務める物語の名を「七姫物語」という。第一巻は作者のデビュー作で、第九回電撃小説大賞…
以前から疑問だったのだが、ゼルとリナはなぜ別れたのだろうか。 いや、待ってほしい。私の頭は正常だ。二次創作の話でもない。確かにゼルとリナは付き合ってない。しかし私が原作小説の話をしようとしているのも本当なんだ。 「――ガウリイ!」 あたしの呼び…
いよいよ「オーフェン」新作アニメが現実のものとして迫ってきた。20年執着してきた原作の再アニメ化。しかも過去には一度(一度?)失望を味わった作品だ。怖くないわけがない。でも、今回のアニメ化を機に矢上裕の描く「オーフェン」が読めるだけでも僥倖…
sube4.hatenadiary.jpsube4.hatenadiary.jp 1995年、『スレイヤーズ9 ベゼルドの妖剣』が発売される。アニメから入った読者が初めて手にした原作最新刊である。本編第二部はこの巻からスタートした。メディアミックスが本格化し、作者は長者番付にランクイ…
「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は「ブギーポップ」シリーズのアニメ第一作である。前回取り上げた「serial experiments lain」の二年後、2000年に放送された。 ブギーポップ/宮下藤花役は岩倉玲音と同じ清水香里。制作にも「lain」のトライ…
「ダ・ヴィンチ」最新号の星野源特集に、乙一が寄稿している。氏は星野のことを自分とは遠い文化圏の人間だと思っていたが、エッセイで「スレイヤーズ」や「ドラゴンマガジン」について触れているのを読んで、親近感を持つようになったという。 ダ・ヴィンチ…
sube4.hatenadiary.jpsube4.hatenadiary.jp 今回は、神坂一と同時代もしくはそれ以降にデビューした作家・作品について語る。 縄手秀幸「リュカオーン」 冴木忍「〈卵王子〉カイルロッドの苦難」他 深沢美潮「フォーチュン・クエスト」他 中村うさぎ「ゴクド…
sube4.hatenadiary.jpsube4.hatenadiary.jp 「スレイヤーズ」の短編「すぺしゃる」「すまっしゅ。」は、1989年から2011年にかけて発表され、現在単行本が全35巻が発売されています。これらを全て網羅したリストを見たいと思い、以下のような表を作ってみまし…