2016-01-01から1年間の記事一覧
sube4.hatenadiary.jpsube4.hatenadiary.jp 「君の名は。」が大ヒット中の新海誠は、00年代前半に「ほしのこえ」で脚光を浴びた。このアニメを評するのによく使われていた言葉が「セカイ系」だ。当時は「ほしのこえ」に高橋しんの漫画「最終兵器彼女」、秋山…
7年の沈黙を破り、あの清野静が新作発表! ってことで、未完の前作「時載りリンネ!」シリーズ1-5を読み返していた。 200万字の本を読むことでたった1秒だけ、時を止めることができる一族“時載り”。バベルの塔に住み、本を摂取することで生きている彼らだが…
新宿バルト9で「劇場版アイカツスターズ!」を観てきた。女児向けアニメの映画を劇場で観るのは実は初めてだけど、大画面に映るアイドルたちのスタッフTシャツ(というか四つ星の体操服?)とショートパンツから伸びる二の腕生足に目を奪われっぱなしだった…
8月27日に池袋の某所で開催された成人向けVR技術の展覧会、「アダルトVRエキスポ2016」に参加してきましたので、専門的見地とか皆無のただのスケベな人から軽くレポートを。6月に秋葉原で開催され大きな話題を呼んだものの、盛況すぎて途中で中止になった…
子供の頃、テレビで放映していたアニメを観て、何か強烈な印象を残していったことだけは覚えている。でも、内容はおろかタイトルも思い出せない。こういった経験のある人は多いと思う。その後、なにかしらのきっかけがあって再視聴することができたとして、…
公開から一週間経った8月6日、池袋HUMAXで「シン・ゴジラ」を観てきた。元々、「ゴジラ」シリーズは子供の頃に「VSモスラ」「VSメカゴジラ」辺りを観た記憶が朧気ながら残ってるのと、最近ようやくテレビで第一作に触れた、というくらいの初心者なんだけど…
池袋で「シン・ゴジラ」を観た後、ハシゴをした。映画館に足を運ぶこと自体年に1回あるかないか、という自分にしては珍しいというか初めてのことだ。2本目は、渋谷ユーロスペースで上映中の「ちえりとチェリー(同時上映:チェブラーシカ、動物園へ行く)…
30人未満の声優で、80人以上のキャラクターを演じる(2クール終了時点)。そんな兼役上等な女児アニメ「リルリルフェアリル」のキャストらがそれぞれどのキャラを担当しているのか、整理してみました。 花守ゆみり(1997) 内田彩(1986) 日高里菜(1994)…
子供があくまで子供のまま大人の世界にコミットすることを求められ、しかし「仕事」をしていく中で否応なしに成長する/させられる*1。これを、アイドルが描かれた物語の一つの類型だと考える。その場合、子供の世界の狭さ、大人の世界の広さを強調したほう…
長谷敏司が久々にラノベレーベルで新作を発表! ってことで、エンタメ寄りの長谷作品の魅力とか特徴とかについてつらつらと語る。 今も連なるエモさを感じる「楽園」「フリーダの世界」 ラノベofラノベ「円環少女」 心がなくとも人の形をしてさえいれば「BEA…
10年以上前、今よりもエロゲがオタク趣味のメインストリームにより近かった頃。 わたしも時流に乗ってそこそこの数をプレイしたけど、その一角に田舎ゲーと呼ばれるジャンルがあった。「AIR」「水月」「ゆのはな」「CROSS CHANNEL」「果てしなく青い、この空…
周囲数十キロの花粉を消滅させる*1特異体質を持つ人々がいる社会を描いた、奇想小説。それが、新潮文庫nexから発売された秋田禎信の「ハルコナ」だ。 5年前、遠夜(とおや)の隣に引っ越してきたハルコは特異体質の少女。数十キロにわたり花粉を消滅させるか…
はてなブログに移転して約半年。常々スマホ版のデフォルトの表示が物足りないなと思ってたんだけど、無料版ではそちらのデザインはいじれないらしい*1。唯一の例外は、PCでもスマホでも、単一のCSSから? 閲覧に最適な状態に変化させる「レスポンシブデザイ…
カドカワの小説投稿サイト「カクヨム」。そのオープン初日に、プロ作家であるろくごまるにが、カドカワ=富士見書房の電子書籍契約に関する杜撰さ*1を糾弾する文章を投下して、大きな話題を呼んだ。その後紆余曲折を経たものの、発端となった作品「食前絶後!!…
たまには普通の日記を。 結婚式でフォーマルスタイルに着飾ってる女性いいよね……群馬の実家に帰って、妹の結婚式に参加してきました。90年代オタク的には、どんなに有名であっても「あ、これEOEのあのシーンで流れたやつだ!」という連想をどうしてもしてし…
……気がする。 和製スペースオペラとして80年代に一世を風靡し、今もなお多くの人に読み継がれている田中芳樹「銀河英雄伝説」。この小説を「封神演義」の藤崎竜が漫画化したものが、現在ヤングジャンプで連載されている。 銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫…
「とらドラ!」で有名な竹宮ゆゆこの「ゴールデンタイム」(外伝含め全11巻)は、ラノベでは珍しい大学生ものだ。 晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当…
※タイトルに特に意味はありません。 ラノベ作家は、かつての文豪のように異能バトルしたりはしない。けれど、同じ時代に活躍し、人気が拮抗していたり、代表作のジャンルが同じだったりすると、ペンで競い合うことはある。また本人たちにその気がなくとも、…
GWが終わった。社会人1年目の男性陣は、連休中に旧友と会って、どうだっただろうか。何か、学生時代と変わったところは見受けられただろうか。 ……例えば、以前は下ネタなんて全くの無反応だったあの人が、平然とお水のお姉ちゃんの話をするようになっていた…
「俺もさ、異世界だって考えてたからかな……騒ぎを起こして実験観察なんて、まともな人間の発想じゃないよ。やるべきじゃなかったよな」 巡ル結魂者 異世界へ召喚された人間には、異邦人であるからこそ、出来ることがある。本作の主人公カズトも、その立場に…
※今回特に知識的な裏付けが皆無で印象だけで物事を語ってるので、いつも以上にガバガバです。 一般向けでは、アイドルアニメのダンスシーンなどをフルCGで制作することが当たり前になったように、成年向けでもこの数年で定着した表現技法がある。メーカーの…
角川が小説投稿サイト「カクヨム」を立ち上げて、約二ヶ月が経過した。オープン初日にプロ作家であるろくごまるにが、角川(富士見書房)の編集上の不手際を糾弾する文章をあげてから*1、一時はすっかりそういった作品の発表の場として人気を得てしまった感…
上のように書いたけれど、「SとSの不埒な同盟」(全2巻)の主人公もヒロインも別にオタクじゃない。この作品は、好きな人がそれぞれ別にいて、お互いの恋の成就のために同盟を結んだ男女が段々と惹かれあっていくという、大まかなあらすじだけ聞けば「と…
SF作家・平井和正(1938-2015)が亡くなってから一年以上が経つ。それまで近いようで遠かった作家だったけれど、訃報を機に幾つかの作品を読了した。 唯一、狭義のラノベレーベルから刊行された「月光魔術團」これは逝去より随分前の話だけど、わたしが最初…
07月06日追記:appleから異議申し立てがあり、該当アプリ及び個別のiOS版18禁同人ゲームは07月13日をもって配信停止になるそうです。 http://www.dmm.co.jp/dc/doujin/information_html/=/ch_navi=/ スマホでエロ動画を観たりエロ漫画を読んだりするのは、PC…
使命感から、あるいはもっと個人的な理由から、何か大きな物事に立ち向かう女の子というのは、どうしてもこうもわたしたちの心を揺さぶるんだろうか。 継承。つながれていったのは力か夢か幻か――魔導世界でも類を見ない、兵数と武装に頼らない軍事国家。その…
「大きなお友達」によるキッズアニメの評価基準として、どれだけ「清く正しい子供向け」から逸脱しているか、というのがある。お行儀のよさが求められる子供向けではありえない、大人にしか分からない「マジキチ」なパロディや毒のあるセリフ、常軌を逸した…
ヤングジャンプ連載のエッチなラブコメ・稲葉みのり「源君物語」が、劇中において「(作中時間で)あと1年で残り6人を落としてもらう」とタイムリミットを設定した。これにより物語はもう折り返し地点を過ぎていることが改めて実感させられた。 「源君物語…
オタクとして、そこそこ年を重ねてきた。ということは、わたしが子供の頃から好きな物を作り続けてきてくれた人たちはもっと年を取り、あるいは業界で揺るぎない地位に就き、あるいは既に自伝の一冊や二冊書くようになったということだ。これは別に狭義のク…
「とある魔術の禁書目録」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「ソードアート・オンライン」「魔法科高校の劣等生」などを担当した有名編集者で電撃文庫編集長の三木一馬氏がAMWを退職し、新しく会社を立ち上げたそうです。社名を「ストレートエッジ」とい…