周回遅れの諸々

90年代育ちのオタクです

会いに行けるVtuber響木アオちゃんのチェキ会沼にドハマリしました

アオちゃんの魅力を挙げていったらキリがありませんが、その一つにリアルイベントに積極的であることが挙げられるでしょう。今年のバレンタインにデビューしたばかりなのに、既に三度のワンマンライブを成功に収め、八月からは全国六ヶ所を回るライブツアーを予定しています。


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正統派アイドル路線というのが、イベントでの今のところの基本方針。なので、Vtuberのリアルイベントってどんなんだろとちょっと興味を持った人も入っていきやすいと思います。音楽活動に力を入れていて、オリジナルソングの豊富さはVtuber随一!(多分 中でも「chuchuchuダーリン」は公式がコール動画を上げてるだけあって、毎回盛り上がります。エモさなら過ぎ去った青春を思い起こさせるひらりフワリまほうの鏡号なんていうトンチキな飛び道具も備えています。


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私が毎回楽しみにしているのは、イベントの最後に行われるチェキ会*1。1度目はチェキ券が完売してしまい、他の人が楽しそうに撮影してるのを指をくわえて眺めているだけだったのですが、2度目で実際に体験してみてああ、これヤバい……! このためにイベント全通したい……! と実感しました。 

Vtuberとの接近戦の楽しさ


アイドル界隈では、チェキ会は握手会やサイン会と並んで定番の接近戦イベントのようです。文字通りアイドルと至近距離でお話できる楽しい時間ですが、性質上よからぬことを考える輩も出てきます。その点、ディスプレイに映ったアオちゃんとお話しする形のVtuberの接近戦は安心安全。アオちゃんの魂は、会場の何処か別の場所から、カメラによる映像で我々を見守ってくれています。


コミュ障のオタク的には、画面に向かって喋るならそれほど緊張しないのも助かりますね。緊張自体は別に悪いことではないのですが、推しを目の前にして頭真っ白になって何喋ったか覚えてないクソア! というのは接近戦あるあるであります。画面の向こうの相手となら俺だって目を合わせて話せるんだ!


そうは言ってもアイドルがそこにいないのに「接近戦」とは……? と思う向きもあるでしょう。Vtuberと直に交流したいなら、我々のほうが機材を揃えてアバターを作ってVRchatなどに突入するほうが未来感があるかもしれません。でも、そこはアオちゃんへの愛と工夫次第。二次元の存在であるアオちゃんと三次元の存在である我々という境界を逆に利用して、ディスプレイ越しに掌を合わせたり、自分の指をポインティングデバイスに見立ててアオちゃんの目がそれを追いかけてるように見せかけたり、配信動画のあのポーズを取ってもらったり、一緒に大根抱えたり*2。思い思いの手法でみんな楽しんでいます。



そこでは二次元と三次元の垣根は何ら障害にならず、むしろアトラクションの一つでしかありませんでした。バーチャルといういまだ過渡期の技術ならではの楽しみ方ではないでしょうか。


「こういうポーズで一緒に撮ってください」とお願いすれば、アオちゃんは大体のことは快く応えてくれます。アオちゃんまじ神対応今の所人気なのはアオちゃんの決め台詞&ポーズ「不純ですよ!」ですかねー。ただし細かい動きは技術的な問題で不可能な場合もあるようです。指で狐を作ってくださいとかね。あと撮影してくれるスタッフに、ディスプレイに映るアオちゃんをきれいに写真におさめる技術が必要。


そうそう、チェキ会はこれまでの三回ともライブ終了後、そのままのセッティングで行われました。一人一人ディスプレイが設置されている壇上に上がり、他のファンが見守る中で撮影します。アオちゃんの声はスピーカーから流れるしこっちもアオちゃんに聞こえるようにマイクを使用するので、会場全体に丸聞こえ。公開処刑です。でもその公開処刑が一度ハマるとクセになるのです。むしろ他の人とアオちゃんとの撮影を観てるために最後まで眺めてるまである。なんだかアットホームな雰囲気の中での、一体感のあるチェキ会。機会があれば、是非一度体験してみてください。

クラウドファンディングで支援して実際にイベントを体験してみませんか

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全国ツアーはアオちゃんの出身地である京都を皮切りに札幌、仙台、熊本、名古屋、そして十一月の東京で千秋楽を迎えます。その資金調達のためのクラウドファンディングも実施中! チケットつきのプランも用意されています。清々しいまでにド直球に資金を募ってくるクラファンの歌もあるよ! こういうのでも許せてしまうのがアオちゃんの人(?)徳よな……

*1:第二、三回では自分たちのスマホで撮影してもらいました。チェキ会というより写メ会……?

*2:アオちゃんの好物が根菜で、クイズの景品としてファンにプレゼントされた