「推し武道」作中時系列一覧表
平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の作中時系列です。原作コミック第1巻第1話:えりぴよが定期公演中に鼻血を出して途中退場したエピソードを起点にしています。
最後に登場人物の年齢と誕生日も。
原作最新第7巻は物語開始時点から3年目、ChamJamデビューから4年目? コミックカバー裏に描かれたちゃむ公式ブログの日付などを見るに、リアルで連載を開始した2015年のカレンダーに則っているようです。
スマホだとテーブル見づらいって人は下記リンク先から(6巻分まで)。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/megyumi/20200218/20200218194457_original.png
時期 | アイドル側 | オタク側 | 原作 |
---|---|---|---|
- | - | くまささん、ヨシムネさんに誘われてれおの前グループの現場に | 4巻:20話 |
- | 空音、前グループ時代のれおのライブを見かける | - | 2巻:11話 |
- | れおの前グループ解散 | - | |
- | れお⇒ゆめ⇒眞妃⇒あーや優佳舞菜(順不同)の順にメンバーが集まる | - | 2巻:11話、7巻:39話 |
冬? | 岡山ジョイポリスにて初ライブ。ChamJamデビュー | くまささんはヨシムネさんと結成時からちゃむの現場に | 2巻:11話 |
二年前春 | ChamJamライブin桜祭り | えりぴよが舞菜、くまささんと出会う | 1巻:1話、4話、6巻:36話 |
前年秋? | 秋の大運動会でれおが両足の骨を折る | - | |
前年秋 | ハロウィンライブ | くまえりが張り切ってコスプレして浮く | 2巻:8話 |
- | - | - | - |
春 | 定期公演 | 基さんがくまえりと出会う。えりぴよが鼻血ブー | 1巻:1話 |
6月14日 | 新曲発表会新衣装披露 | - | 1巻:2話 |
7月20日 | 岡山GFにれお空音舞菜出演 | - | 1巻:3話 |
7月 | 定期公演 | えりぴよ、初めてのファンレ(短冊) | 1巻:4話 |
7月? | 動物園ライブ | - | 1巻:5話 |
8月15日 | 大都会野外ライブ | 玲奈ちゃんライブ初参加 | 1巻:6話 |
10月 | 人気投票開始 | - | 2巻:7話 |
10月 | 秋の大運動会であーやが両足の骨を折る | - | 2巻:7話 |
- | - | えりぴよがバイト中に足の骨を折るなどする | 2巻:8話 |
10月25日 | れお生誕ライブ | くまささん生誕委員に | 2巻:8話 |
10月 | ハロウィンライブ | くまえり基がコスプレせず浮く | 2巻:8話 |
11月 | - | くまえりがあーやがバイトするメイド喫茶へ | 2巻:9話 |
11月 | 人気投票中間発表を受けてゆめ莉前列へ | - | 2巻:10話 |
11月 | 空音、男との目撃情報が出回る | - | 2巻:11話 |
11月 | - | - | 2巻:12話 |
11月末 | 人気投票最終日 | えりぴよ川に流される | 3巻:13話 |
12月 | 人気投票結果発表 | - | 3巻:14話 |
12月 | 空音ペアルック疑惑 | - | 3巻:15話 |
12月 | クリスマスライブ | - | 3巻:15話 |
12月31日 | 目覚まし音声吹き込み会 | - | 3巻:16話 |
12月31日 | れおがローカルテレビの年越し番組に出演 | - | 3巻:16話 |
1月18日 | - | くまえりがあーやのバイト先でメイド舞菜に遭遇 | 3巻:17話 |
1月24日 | イオンモール岡山でのライブで欠員のため舞菜が前列へ | - | 3巻:17話 |
2月 | れおがローカルテレビのドラマにゲスト出演 | - | 3巻:18話 |
2月 | バレンタインライブ | 繋がり厨が現場に | 3巻:18話 |
2月 | ちゃむが岡山アイドルフェスに出演決定 | - | 3巻:18話 |
- | - | - | - |
2年目4月 | めいぷる♥どーるリリイベにあーや優佳が偵察へ | えりくまも偵察へ | 4巻:19話 |
2年目4月? | 眞妃がローカルテレビで香川をレポート | - | 4巻:20話 |
2年目4月? | フェスの特番でちゃむがテレビ出演 | - | 4巻:21話 |
2年目5月 | フェスのチケット抽選結果発表 | - | 4巻:22話 |
2年目6月20日 | 岡山アイドルフェス出演 | - | 4巻:23、24話 |
2年目夏 | わくわくキャンプ大会 | - | 5巻:25話 |
2年目夏 | ライブが台風で中止に | - | 5巻:26話 |
2年目9月 | ドアストッパーのCMにれお眞妃優佳が出演 | - | 5巻:27話 |
2年目9月 | 優佳が茶髪に | CM効果かファンが増え始める | 5巻:28話 |
2年目10月13、14日 | リリイベで初の東京遠征(五反田) | - | 5巻:29、30話 |
2年目10月 | 初めてのグループ握手 | - | 6巻:31話 |
2年目 | 定期公演 | えりぴよの友人・美結が現場に | 6巻:32話 |
2年目 | ステライツの佳那がちゃむの現場へ偵察に | - | 6巻:33話 |
2年目2月27日 | ステライツと対バン | 基さん初めて空音以外の接触に | 6巻:34、35話 |
2年目2月 | - | - | 6巻:36話 |
2年目3月 | 定期公演で舞菜が足を怪我する | 7巻:37話 | |
3年目春? | 大阪の神薙ラビッツと対バン | 7巻:38話 | |
3年目春? | ゆめ莉が芸名「水守ゆめ莉」から本名「久我夢」として活動していくことを発表 | 7巻:39話 | |
3年目夏? | 優佳とあーやの合同生誕祭 | 7巻:41話 | | 3年目夏? | ちゃむがyoutubeで企画動画を配信開始 | 7巻:42話 | |
以下は時系列を推定する材料など。
- 1話のえりぴよ「2年前からずっと見てる」
- 3話の岡山ガールズフェスタはアニメでは6月。7月20日のGFを先にやってその後に七夕が来るのはおかしいという判断だろうか。
- 4話でえりぴよと初めて会った時のくまささん「でも れおが/センター/なんですよ/ずっとはしっこ/だったのに」「地下系でもね/僕はそれが/嬉しくてね/3年応援して/きましたから」ここでの「3年応援」は前グループ時代のこと?
- 9話でくまえりがメイド喫茶に行った翌日「投票締め切りまで/あと一月ないん/ですよ!?」
- 20話のくまささん「でも初期から/知っているから/といって…あの…/悲しいですよ」「3年近く/応援している/グループの/状況が/そんなに/変わらないのは…」
- 21話の美結「好きな人/なんて/いつから/いたの!」えりぴよ「さ…/3年前の/…春…」テレビを観ながら「舞菜のこと/3年間/好きでいて/よかった」
- 29話の男運営「ちょうどいい/タイミングで/来月 新曲の/発売でしょう」東京遠征をめぐって「さすがにまだ/早くない/ですか」「まだ?/もう3年/活動してるん/だよ?」
- 30話のえりぴよ「3年で ちゃむは東京に来られた」「…3年でわたし/こんなに舞菜のこと/好きになるなんて/思わなかった」
- 31話の空音推しモブと基さん「僕が空音推し/始めた頃にはもう/いましたよね?」「あー…/1年半くらいですね…」
- 36話:2月27日のステライツとの対バンが終わった後で「ちょうど節分」……?
登場人物の年齢および誕生日
下の表はコミックス第1-3巻に載っているものをまとめたものですが、年齢についてはどの時点のものなのかちょっとよく分からないです。物語開始時点と仮定すると、3巻の大晦日の年越し番組出演でれおは「メンバーが/わたし以外/未成年なので/今日は一緒に来る/ことができなくて…」と言ってるのですが、その場合6月2日生まれ19歳設定の眞妃がまだ一度も誕生日を迎えていないということに……?
東京人物 | 年齢 | 誕生日 |
---|---|---|
くまささん | 30代半ば | 11月3日 |
五十嵐れお | 22歳 | 10月25日 |
基さん | 20代前半 | 4月27日 |
えりぴよ | 20歳 | 5月1日 |
伯方眞妃 | 19歳 | 6月2日 |
横田文 | 18歳 | 7月21日 |
松山空音 | 18歳 | 2月13日 |
水守ゆめ莉 | 18歳 | 12月30日 |
市井舞菜 | 17歳 | 1月18日 |
寺本優佳 | 16歳 | 8月5日 |
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魔術士オーフェンはぐれ旅 第二話「牙の塔」 魔術士が魔術の訓練をすることに驚く原作読者たち
- 現在:エバーラスティン家
- 五年前:《牙の塔》訓練場
- 五年前:《牙の塔》内教室
- 現在:トトカンタ市警の牢屋
- 五年前:《牙の塔》
- 現在:魔術士同盟トトカンタ支部
- 現在:バグアップズ・イン
- 現在:エバーラスティン家
- 現在:トトカンタ外縁部
現在:エバーラスティン家
他の魔術士たちから怪物を救ったオーフェン。しかし皮肉にもそのことが《彼女》の注意を彼に向けさせる。
「あれは――」
(オーフェンが)言いかけた刹那、怪物が頭をもたげ、(天井に向かい)――吠えた。
犬の遠吠えのような、なんのことはない、ただの遠吠えのように聞こえた。だがその声が響き渡り、辺りを湿らせるように満ち渡ったときには――(部屋の中は炎であふれ返っていた。)
()内はアニメで削られた・修正された部分です。
炎が放たれた。「我は紡ぐ光輪の鎧!」オーフェンは咄嗟に魔術で防御し、「我退けるじゃじゃ馬の舞!」炎を霧散させる。そんな様子を尻目に、《彼女》は剣をつまんで飛び去っていく。「逃げないでくれ、アザリー!」オーフェンの懇願も届かない。羽ばたく姿が遠くなっていく。呆然と立ち尽くすオーフェンに、チャイルドマンが悠々と歩み寄ってくる……。鉄面皮と評されるチャイルドマンだけど、このアニメでは穏やかな顔立ちで、不思議系美少女のようなぽーっとした表情をしていることが多い。
ドラマ「ゆるキャン△」一話は原作やアニメそのまま……ではない
この一月からドラマ「ゆるキャン△」が始まっている。発表当初こそtwitterではいつも通り「アニメとイメージがまるで違う」「二次元を三次元で再現しようとするから無理が生じる」と拒絶反応が飛び交っていた。しかし実際に放映されてみると「いい感じに寄せてる」と評判のようだ。一方、「寄せすぎてて実写の意味がない」「アニメで観ればいいや」って人も。むつかしいところだ。
私は、出来うる限りアニメに寄せようとする努力は買う。それが必ずしも面白さに寄与してなくても、すごさはすごさとして称賛したい。でも声までアニメの演技に寄せてるのを褒めるのはちょっと……と書きかけて、なんか違うなコレと思い直した。
- なぜ原作つきであっても対比されるのはアニメなのか
- 電線の意味するもの
- LINEは既に交換された
魔術士オーフェンはぐれ旅 第一話「追憶の呼び声」 あえて古さを強調したかのような映像演出に戸惑う
せっかくなので、場面ごとに逐一振り返っていく感想にしたいと思います。思いましたが、えっらい時間かかったので次からはやらないかも。
- 五年前:《牙の塔》
- 現在:《牙の塔》からのトトカンタ
- 現在:《牙の塔》
- 現在:トトカンタ近くの森
- 現在:エバーラスティン家
- 一話を振り返って
- 原作のどこまでいくか
五年前:《牙の塔》
「見ないで!」
だが彼は見ていた――というより、身体がマヒしてしまったように身動きがとれない。(部屋の入口に立ち尽くして、)彼はただぼうぜんと彼女を見つめていた(見下ろしていた)――
()部分はアニメでは削られた、修正された部分です。
これは原作「魔術士オーフェンはぐれ旅」第一巻、「我が呼び声に応えよ獣」の冒頭部分だ。今回のアニメは「見ないで!」と叫ぶアザリーとそれを呆然と見つめるキリランシェロ、倒れているチャイルドマン教師を映しつつ、「だが彼は」以下の地の文をナレーションが読み上げるという形で幕を開けた*1。朗読はチャイルドマン役の浪川大輔。原作の最大の特徴である文章の味を伝えたかったのだろうか……?
魔術士養成機関の最高峰《牙の塔》。その構内にある礼拝堂*2で、《天魔の魔女》アザリーはひそかに古代魔術の実験を行っていた。ところが、実験は失敗。魔術武器《バルトアンデルスの剣》が暴走したアザリーは、化け物の姿になってしまう。突然現れた化け物にも動じず、放たれる魔術士たちの攻撃。「我は放つ光の白刃!」しかしその時横合いから光熱派が放たれ、他の魔術を妨害。
アザリーは同窓生たちに見送られながら、悠々と飛び去っていく。その手助けをしたのはキリランシェロ。アザリーを姉としてこよなく慕う少年だった。
ずっと執着してきた作品が20年ぶりに再アニメ化するけどいまだに心構えができてない
「魔術士オーフェン」が20年ぶりに再アニメ化される。そう聞いて「今さら……?」と反応する人は多い。原作者/原作イラストレーターからしてそんなようなことをゆってる。ただし原作読者の、いやさ私の「今さら……?」はちょっとニュアンスが違う。
「オーフェン」シリーズは2003年に一旦完結した。その後、2011年に現在の版元であるTOブックスから新シリーズ(第4部と称される)及び新装版を刊行開始。これも2015年に完結した*1が、刊行中公式が何かと「重大発表」とぶつ度、界隈には「再アニメ化か?」という空気が流れていた。ドラマCD、コラボカフェ、さあ次は……? 実際にアニメ化してほしいかは別として、そんな雰囲気を勝手に感じ取っていた。
だから私の「今さら……?」は20年ぶりだから、ではなく「新シリーズが終わって随分経つのに……?」であり、むしろ「ようやっと来たかあ……」と言い換えたほうが近い。
- 男らしいかっこよさを追求したアニメ第一期
- 完全オリジナルだけどかえって原作テイストに近い二期「Revenge」
- 再アニメ化に対する心構え
*1:以降もなんだかんだメディアミックスが続いてはいる