小笠原流の流鏑馬を観た in 立川立飛みどり地区
流鏑馬を初めて見た。11月19日に立川にある立飛ホールディング図所有の空き地、通称「みどり地区」*1で小笠原流の方々を招いて行われたものだ。
神事としてやってるところもあるし、もっと厳かな感じだと思ってたけど。解説の宗家の人が配慮してくれたのか、的を吹っ飛ばさなかったからといって外れではないけど、そうはいってももののふたるものやっぱり吹っ飛ばすところを見たいですよねって観客の意を汲んだことをゆってくれたり*2。アンコールというか、「もう一人射手が残ってました」を三回天丼したり、楽しいイベントだった。
射手の最年少は中三。他にも女性がいたり、稽古を始めて一年の大学生がいたり。面子は様々だけど、長く続けていく上では、結婚する時に配偶者の許可を得られるかどうかといったことでも苦労するらしい。海外から来て小笠原流に弟子入りしてる方とか、プロの馬術競技者だけど流鏑馬では勝手が違ってうまくいかない人なんかも。うまい人はやっぱり馬が全力で駆けてても重心が安定してるな、と感じた。
隣で観てる女子高生はアーチャーが出ることを願ってFGOガチャを回してた。近くのサンサンロードでは、なんかのアイドルグループが野外ライブを開催してた。年に一度の「立川防災航空祭」が近いので、自衛隊立川駐屯地からは頻繁にヘリが飛んでた。私はじっとしてると寒いので、馬場横に設置された観覧席の後ろの方を行ったり来たりしながら、流鏑馬を観てた。……長いこと空き地だったこのみどり地区は、来年には音楽ホールなどの建設に着工することが決まってるという。こんな光景も、見られなくなるんだろうか。