秋田禎信読本「秋田禎信1992-2018」をコミックマーケット94で頒布します
※この記事は夏コミ当日までブログのトップに固定し、随時更新します。
※8月09日更新
8月11日の土曜日、夏コミ二日目東ツ38a「周回遅れの諸々」にて、秋田禎信評論本*1「秋田禎信1992-2018」を頒布します。初サークル参加です。
周回遅れの諸々 | Comike Web Catalog
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13912877/
「魔術士オーフェン」「エンジェル・ハウリング」「血界戦線(小説版)」などの代表作を持ち、ライトノベルの結節点となった小説家・秋田禎信のデビューから四半世紀を振り返る同人誌となっています。具体的な内容は全著作レビューをメインとして、いくつかのコラムを予定。B5サイズコピー本、頒布価格は300円です。
表紙を飾るのはオーフェンさんとザップさんのチンピラコンビ! イラスト・デザインはおかきさんにお願いしました。ありがとうございます!
欲しいと言ってくださる方がどれだけいらっしゃるかまだ分からないんですが、夏コミまでに完成したなら、イベント終了後にBOOTH辺りで通販も受けつける予定です。何らかの理由で心が折れてなければ。ご連絡いただければ当日の取り置きも承ります。
秋田禎信作品総選挙結果発表のペーパーは完成してるので、最悪の場合コミケはそれだけ持って参加します。
それと、賑やかしとしてこんなものを作ってみました。はぐれ旅一、二部湯のみです。フォントはできるだけ当時のファンタジア文庫っぽいやつ。当日はスペースに置いときます。 pic.twitter.com/XzX2B1HvEU
— 即席お兄さん🐇秋田ネ貞信読本通販中 (@megyumi) 2018年8月9日
にぎやかしなので、湯のみは非売品です。
*1:……といっていいのかどうか
「秋田禎信作品総選挙2018」を開催します
「魔術士オーフェン」再アニメ化! 以前のアニメから、実に約20年が経過しました。この間も原作者・秋田禎信は「オーフェン」新シリーズ含め様々な作品を生み出し続けています。ですが、なにせ20年経ってるとあって一度読んだけど既に忘れてる、知らない内に出てたって作品も多いんじゃないでしょうか。そこで、秋田作品の中から皆さんの推しをうかがう「秋田禎信作品総選挙2018」を開催したいと思います。
- 概要
- 投票方法
- 投票用作品リスト
- 注意事項
概要
秋田禎信インタビュー・対談等全リスト
※2020年6月26日更新
以下の表はインタビュー、対談等秋田禎信の発言ソースを集めたものです。「ザ・スニーカー」に連載中は毎号載っていた近況報告などのようなものはキリがないので省いています。あとがきも同様。往時の「ドラマガ」の近況報告的な奴はそもそもあれ担当編集者によるものらしいのでスルー。太字のものは現在筆者が未確認のもの。他にも、ここに掲載されていないものや間違いがあればご指摘いただけるとうれしいです。可能性が高そうなのはアニメージュ、ニュータイプなどのアニメ雑誌でしょうか。SFマガジンとかどうなのかな……。なおこのリストは2018年夏コミ新刊、秋田禎信読本「秋田禎信1992-2018」に収録予定です。
↓↓↓種別欄の略称です↓↓↓
イン=インタビュー。
コメ=コメント。インタビューとの区別は文字数で行っていますがあまり厳密ではありません。twitterのpost1回分に収まるくらいのものはコメントとしています。
イベ=トークショーやラジオゲストなど。
アン=アンケート回答。
会いに行けるVtuber響木アオちゃんのチェキ会沼にドハマリしました
アオちゃんの魅力を挙げていったらキリがありませんが、その一つにリアルイベントに積極的であることが挙げられるでしょう。今年のバレンタインにデビューしたばかりなのに、既に三度のワンマンライブを成功に収め、八月からは全国六ヶ所を回るライブツアーを予定しています。
正統派アイドル路線というのが、イベントでの今のところの基本方針。なので、Vtuberのリアルイベントってどんなんだろとちょっと興味を持った人も入っていきやすいと思います。音楽活動に力を入れていて、オリジナルソングの豊富さはVtuber随一!(多分 中でも「chuchuchuダーリン」は公式がコール動画を上げてるだけあって、毎回盛り上がります。エモさなら過ぎ去った青春を思い起こさせるひらりフワリ、まほうの鏡号なんていうトンチキな飛び道具も備えています。
私が毎回楽しみにしているのは、イベントの最後に行われるチェキ会*1。1度目はチェキ券が完売してしまい、他の人が楽しそうに撮影してるのを指をくわえて眺めているだけだったのですが、2度目で実際に体験してみてああ、これヤバい……! このためにイベント全通したい……! と実感しました。
Vtuberとの接近戦の楽しさ
アイドル界隈では、チェキ会は握手会やサイン会と並んで定番の接近戦イベントのようです。文字通りアイドルと至近距離でお話できる楽しい時間ですが、性質上よからぬことを考える輩も出てきます。その点、ディスプレイに映ったアオちゃんとお話しする形のVtuberの接近戦は安心安全。アオちゃんの魂は、会場の何処か別の場所から、カメラによる映像で我々を見守ってくれています。
コミュ障のオタク的には、画面に向かって喋るならそれほど緊張しないのも助かりますね。緊張自体は別に悪いことではないのですが、推しを目の前にして頭真っ白になって何喋ったか覚えてないクソア! というのは接近戦あるあるであります。画面の向こうの相手となら俺だって目を合わせて話せるんだ!
そうは言ってもアイドルがそこにいないのに「接近戦」とは……? と思う向きもあるでしょう。Vtuberと直に交流したいなら、我々のほうが機材を揃えてアバターを作ってVRchatなどに突入するほうが未来感があるかもしれません。でも、そこはアオちゃんへの愛と工夫次第。二次元の存在であるアオちゃんと三次元の存在である我々という境界を逆に利用して、ディスプレイ越しに掌を合わせたり、自分の指をポインティングデバイスに見立ててアオちゃんの目がそれを追いかけてるように見せかけたり、配信動画のあのポーズを取ってもらったり、一緒に大根抱えたり*2。思い思いの手法でみんな楽しんでいます。
「ズッコケ三人組」シリーズ電子版配信スタート! 思い出の七選
Amazon.co.jp: ズッコケ三人組 - 文学・評論 / Kindle本: Kindleストア
ついに、とうとう、待望の「ズッコケ」シリーズ電子書籍化がスタートした。全50巻(中年三人組シリーズを入れると60巻!)と巻数が多いし、刊行期間は1978-2004年と長く続いたシリーズだし、一度手放して、また買い直したいと思ったものの、二の足を踏んでた人は私以外にもいたのではないでしょうか。
お調子者のハチベエ。のんびり屋のモーちゃん。本の虫のハカセ。小学六年生の男子三人は会社を起したり無人島でサバイバルしたり江戸時代にタイムスリップして暗殺される直前の坂本龍馬と遭遇したり、八面六臂・大人顔負けの大活躍。でもその後大体つまずく。だからこそのズッコケ三人組。離婚問題や天皇などタブーなど存在しないかのように那須正幹先生は諸問題に切り込み、時に読者にトラウマを植え付けることもしばしばだった。特に印象深いものを挙げていく。
- ズッコケ(秘)大作戦
- あやうしズッコケ探検隊
- ズッコケ山賊修業中
- うわさのズッコケ株式会社
- ズッコケ結婚相談所
- ズッコケ文化祭事件
- ズッコケ三人組の未来報告
- 終わりに
ズッコケ(秘)大作戦
シリーズで随一の鮮烈な印象を残して去っていった美少女・北里真知子通称マコが登場。転校生の彼女は、借金取りから逃げ回っている実情を覆い隠している、虚言壁の持ち主だった。美人で、家はお金持ちで、性格もよくて……という設定のためには、幼い子どもにお駄賃をやって川で溺れているフリをさせ、自身それを助ける、といったようなことも辞さない。三人組に訪れる淡くて切ない恋、というにはあまりにも。あまりにも……! 結局三人組が途中でそのことに気づいたのも知らず、彼女は最初から最後まで優等生を演じきった。ただただ「そういう子」もいる、と示してみせる那須先生は、虚言癖を一概に「嘘はいけないこと」として作中で更生させるよりもずっと厳しい。
「ズッコケ中年三人組 41歳の(秘)大作戦 」では彼女のその後が語られている。マコは相変わらずマコであった。