オタクは特定のことにしか興味がなく世事に疎いというイメージは事実なのか
近年、アニメや漫画、ゲームと異業種とのコラボはすっかり定着した。コンビニに行けば男性向け女性向け問わず必ず何らかの作品のキャラクターが並んでるし、オタク向けの聖地巡礼を町おこしの考慮に入れている自治体も多い。売ってるものがウン十万、ウン百万する自動車産業でも、アニメ制作会社とコラボして思わぬ傑作を生んでたりする。
アニメや漫画のキャラクターが街中に氾濫*1すること、特定のニュアンスを含んだ作品とお硬い機関が公にコラボすることについて批判は多いけど、その辺はこれから長い時間をかけて社会的な合意が形成されていく……といいですね。
- 異業種のオタクコンテンツコラボの役割
- オタクと野球
- オタクと運動
- オタクと観光
- オタクと芸能
- オタクと飲む打つ買う
- 求道者としてのオタク
異業種のオタクコンテンツコラボの役割
こういった企画が生まれた発端をマーケティング担当者が語ってるインタビューなどを読んだりすると、往々にして「これまで弊社の商品に興味がなかった顧客層にリーチして……」とかなんとか語ってたりする。それは、その通りなんだろう。一方で、オタクが本当に興味ない業種とコラボしたとして、そこまで成功するんだろうか、とも思う。
オタクは自分の好きなことしかしない、世事に疎いとよくゆわれるけど、実は彼ら彼女らは潜在的あるいはわりと表に出る形で各方面に興味を持っていて、コラボの効果っていうのはそんなオタクを自分たちの商品を選んでくれるよう最後のひと押しすることにあるんでは?
5年くらい? 経ってすっかり色褪せてしまった「アマガミSS plus」のポスター@大江戸温泉物語
「オタク」というのを、アニメ漫画ゲームラノベといった「二次元」の作品とそれに付随する諸々を趣味としてる人たちだとして。統計的な裏付けも何もない、自分の周囲の話で申し訳ないけど、それ「しか」ないオタクというのをわたしは見たことがない。あ、以下で言うオタクは基本的に男オタクのことです。女性のオタクはそもそも知り合いが極小(ToT)
*1:実際は流石にそこまででもない