立川まんがぱーく常連による攻略ガイド
東京都立川市。中央線沿線の急成長を続けるこの街で今話題なのが、「立川まんがぱーく」です。言ってみれば公営の漫画喫茶でしょうか。料金が一日400円と格安であること、4万冊の幅広い蔵書、ドラえもんが寝てそうな押し入れを模したスペースや寝っ転がれる畳敷き、テラスなどの空間づくりが好評で、一躍人気スポットに成長しました。京都にある「京都国際マンガミュージアム」が遠方からの観光や学術研究などの用途にも使われるのに比べ、こちらはより漫画を読むことに特化している感じです。
私も結構足を運ぶようになって、この施設を楽しむコツを掴めてきました。その内、他の情報サイトであまり触れられてないようなものをいくつかをご紹介したいと思います。
基本情報
蔵書検索
まんがぱーく公式サイトでは、タイトル・作者別に蔵書検索が利用できます。戦前に連載開始した「のらくろ」から始まって懐かしの名作~最新の人気作、学習漫画、雑誌や未就学児向けの読み聞かせの絵本、またその時期にアニメ化ドラマ化映画化されてるものは別にコーナーが設けられてたりとバラエティに富んだラインナップだとは思いますが、事前に読みたいものがあるかどうかチェックしておくのもいいでしょう。また蔵書のリクエストも可能です。施設内の端末からも同様のことができます。
おすすめのスペース
まんがぱーくは「立川こども未来センター」という建物に設置されていることもあり、元気な子供もたくさん来場しますし、多少彼らが騒いでいても目くじらを立てないという空気が醸成されている。ような気がします。お母さんがたは嬉しいでしょうが、でも静かに読みたい。そんな人におすすめのスペースは、
- 押し入れを模したスペース。まんがぱーくに個室はありませんが、個室気分で漫画を読むことができます。小型のテーブルが設置されているところは友達やカップルで利用するパターンも見受けられます。ただ人気スポットなので、午前中の早い時間帯or逆に他の人が帰りだす夕方以降でないと空いてないかも。あとエコノミークラス症候群が怖い。
- 施設内で一番奥まったところにある、学習漫画が置いてある畳敷きの部屋。配置的に比較的静か。
- テラス。なんでか分からないけど、こっちまで出てくる人はあんまりいません。まんがパークの目の前は公園なので、開放感のある中で読書を楽しめます。季節によって防暑防寒対策はしっかりしましょう。
の三つ。イヤホンで音楽を聞くのもいいでしょう。それと施設内には座布団も置かれてますが、押し入れなどで読む場合クッションを持参するとより快適な時間を送ることができるかもしれません。
食事
ぱーく内にはカフェスペースがあり、カレーやラーメン、ホットドッグなどの軽食、コーヒーやさらにはキリン淡麗とハイボール(!)も置いてあります。注文を受けてから絞られるオレンジジュースはおすすめです。値段もリーズナブルなので、ここで購入したものを漫画を読みながら飲食するのもいいでしょう。
また、普通の漫画喫茶と違い
なおまんがぱーくは通常途中退場はできません*1が、例外はあります。平日限定の入館パスポートを使用した場合、一日の間に一度外に出て再入場ということが可能になるのです。パスポートを持っている方は外に食べに行ってもいいでしょう。近場では施設裏手にあるパンとエスプレッソのカフェ「NEIGHBORS BRUNCH」が人気です。また10分も歩けば繁華街に着きますので、選択肢は無限大。立川はラーメン激戦区なので、そちらを攻めてみてもいいかも。
平日限定入場パスポート
上の項で触れた通り、まんがぱーくでは入場パスポートが売られています。有効期限は作成から3ヶ月間で、価格は2000円。通常の入場は400円なので、期間内に5回通えば元が取れる計算に。土日祝日を除いた平日のみで5回はなかなか厳しいかも、と思う方は多いでしょうし実際厳しいでしょうが*2、パスがあればちょっと立川に来て1、2時間暇になったという場合でも気分的に入りやすいというのはうれしいですよね。
その他注意事項
- これはどこの施設でも同じですが、マスコミへの露出が増えたこともあって、土日は混雑がすごいです。開場前から行列ができてて、場合によっては入場規制がかかることも……?
- まんがぱーくでは畳にごろんと横になったり押し入れで体育座りして漫画を読んでる人がたくさんいます。その場合、スカートを履いている方は注意したほうがいいでしょう。
- この施設は指定管理者制度による独立採算制なので、立川市が税金を投入してるわけではないそうです。
- 成年向け漫画はありません。青年向けならあります。「パラレルパラダイス」とか。
そんな感じの立川まんがぱーくですが、特におすすめはしません。だってこれ以上混雑して私がゆったりできるスペースがなくなったら困るから~。