周回遅れの諸々

90年代育ちのオタクです

アイカツおじさん武道館への道~JOYSOUNDでアイカツ! 曲を歌ってはいけない

アイドルアニメ「アイカツ」シリーズの楽曲は、女児アニメとは思えないクオリティだという。音楽に疎い私には他の作品と比べてどうっていうのはよく分からないのだけど、自分が好きな曲に可愛いものより大人っぽいかっこいいものが多いという実感はある、かな。巷でゆわれてるところのクオリティの高さってそういうものではないとは思うけど。

私が好きなアイカツ

まあ大体聞いてもらえば分かると思うし、音楽的素養皆無なので、それぞれについての音楽評論的な文章は先人の文章がたくさんあるのでそっちを読んでもらうとして。


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「アイドル活動!2013」はこのアニメの代名詞とも言える曲のロックアレンジ。アイカツで好きな曲、大体「かっこいい」「ファンタジー」「かわいい」とカテゴライズできるのだけど、これはわからん……いちごちゃんのスイングロック衣装が可愛いから? アニメでの颯爽とした登場がかっこよかったから?


「Pretty Pretty」は、下地紫野の演技によってどっちかというとカタい印象のある二代目主人公の・大空あかりの、「もう嫌い! 泣いちゃうから!」とか、本編では聞いたことのない甘い声がたまらなかった。


あとは香澄姉妹補正で「Summer Tears Diary」とかアニメのMV込みなら*1Du-Du-Wa DO IT!!」や「Lucky Train」なんかも譲れない。

武道館への道

アイカツ!」には4年目*2、劇中でルミナスのアイカツワゴンが全国をまわりだした頃からハマりだした。ちょうどアニメ・声優系のイベントに足を運び出した頃ということもあって、このアニメのライブにも一度は行ってみたいという気持ちもなくはなかった。


sube4.hatenadiary.jp

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二の足を踏んでいたのは、演者のことを殆ど知らなかったから。アイカツ! の楽曲は、担当声優ではなく歌唱担当専門のアイドルユニット―――STAR☆ANISAIKATSU☆STARS! が歌っている。オタクアイドルグループとして有名なでんぱ組.incのメンバーも所属する、「アイカツ」のために結成されたユニットだ。作中に登場するアイドルキャラクターには必ず歌唱担当が就いている。これは必ずしも一人のキャラにつき一人というわけではなく、例えばAIKATSU☆STARS!のるかさん(遠藤瑠香)なら「アイカツ!」の大空あかり、続編「アイカツスターズ!*3の白鳥ひめ、双葉アリアといった風に複数のキャラを受け持つのも珍しくないみたいだ。


声優ならアイカツ! 以外で声を耳にする機会は多い。また私は積極的に声優を追っかけてる方ではないけど、友人知人にそういう人は多いので、情報はいくらでも入ってくる。比べて、「アイカツ」歌唱担当メンバーの露出はお世辞にも多いとは言えない。イベントに通っている人も周囲にはいない。これは大きなハードルではあった。あとまあ、前述した通り「アイカツ」という作品自体にハマりだすのが遅かったし。それでも、武道館公演が発表され、これは節目になりそうだしここで行かなきゃ一生行かなさそうだと自分を奮い立たせた。チケット最速先行申し込みの時はまだぐずぐず迷ってたものの、1月の一般販売の時にようやく参戦を決めた。


チケットは、案外あっさりと取れた――このライブでSTAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!は卒業。アニメ新シリーズ「アイカツフレンズ」からは声優が歌唱も担当すると発表されたのは、2月初めのことだった。

予習にJOYSOUNDを選んではいけない理由


行くと決めてからは、積極的に予習を始めた。アイカツの曲の多くは公式がyoutubeにMVをあげてくれるのがありがたかった。「アイカツ!」に比べてクンフーが足りなかった「スターズ」の曲を重点リピートし、引退してた音ゲー「フォトカツ!」も再開した。近所のカラオケ屋にも行った。……でも、これは実質的な練習にはならなかったかも。ディスプレイに出る映像の方に夢中になっちゃったから。


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アイカツの曲がたくさん入ってるってことで機種はJOY SOUNDを選んだんだけど、これがよくなかった。いやDAMのほう確認してないんでそっちがどうなってるかわかんないけど。「映像付き」のやつの、製作者のアニメの理解度が半端ない。ちゃんと歌詞に沿ってる本編映像が流れるカラオケがこんなによくないものだとは思わなかったよ……

  • 憧れが最強のアイドルを生む尊さを歌う「オリジナルスター 彡」では作中最強のアイドル・神崎美月→その薫陶を受けた主人公・星宮いちご→そして次世代主人公・大空あかりとバトンを繋いでいく3部構成になってるし、
  • 屈指の名曲「カレンダーガール」では1年目最終回の使われ方に合わせて、いちごちゃんが旅立つ空港のシーンを持ってくるし、
  • アニメ作中のユニット・スターアニスの曲として、後輩を引っ張っていく神崎美月が印象深い「ヒラリ/ヒトリ/キラリ」は、最強であるがゆえの孤独なアイドルではない神崎美月がフィーチャーされてるし
  • 「アイドル活動!」ではユリカ様が飛ぶし


画面に魅入ってしまって、歌うどころではなかった。なんちゅう……なんちゅうもんを食わせてくれたんや……。ただ自分の場合、普段音楽を歌詞で聴くということをしないっていうか歌詞を意識しない人種なので、ディスプレイに表示されたものを追いつつ発声することで、詞というものに真正面から向き合うことができるっていうのはカラオケのいいところで*4。ライブの前にそれができたっていうのは大きな収穫だった。


明日2月27日はライブ本番だ*5。興行自体は2daysあるけど、女の子の涙を見るのは辛いので、可能性高そうな最終日はチケットを取ってない。最初で最後の機会を精一杯楽しもうと思う。


*1:アイカツデータカードダスと呼ばれるアーケードゲームとアニメでMVが異なる

*2:2015年

*3:2016年から放送。前シリーズとの物語的設定的な繋がりはない

*4:「薄紅デイトリッパー」の歌詞のアレさとかも指摘されるまで気づかなかった

*5:日付的には今日