周回遅れの諸々

90年代育ちのオタクです

アラサーの私が20年間どんなラノベを読んできたか

ライトノベル個人史」みたいなものを書きたくなったりすることもあるのだけど(そして同時に、そういうものを聞きたいし読みたいぞ、と頻繁に思ったりもしているのだけど、あまり「順を追うように」書いてくれてる文章って、巡り逢えてなくて、常に飢えている、ところがあったりもする……)


http://meltylove.hatenadiary.com/entry/first-novel


ブログリニューアルしたし、ブログの内容は現在のところラノベ関連が多いし、まあちょうどよかんべ、ということで。旧ブログから読んでくれるような人的には、お前いつも同じ話しかしないなって思われるかもしれないけど、ご容赦を。

ラノベ以前


ラノベを読む以前、小学校中学年くらいまでは「ズッコケ三人組」とか「シャーロック・ホームズ」とかを読んでたんじゃないかと思う。ゲームの楽しさを小説にしたとよく言われるRPGラノベの下地として、「ドラクエ」「FF」あたりはプレイしてた。漫画では「魔法陣グルグル」「BASTARD!!」とか。ああ、高屋敷英夫、久美沙織らによる「ドラクエ」ノベライズは読んでいたけど、それはあくまでゲームノベライズとしてで、あんまりその後のラノベ遍歴には繋がっていない気がする。


sube4.hatenadiary.jp


テレ東18時台の出会い


本格的に読み出したのは、この世代の鉄板「スレイヤーズ」から。95年に放映されたTVシリーズの1作目でその存在を知った。「スレイヤーズ」というと既存のRPGのパロディばかりが取り沙汰されるけど、前述した通り「グルグル」などを読んでいた身としてはそれほど新鮮さはなく、設定を噛み砕いて現代人にも親しみやすい世界にしただけの、普通のファンタジーとして楽しんでいた。だって本編第1部のラストは主人公が世界の成り立ちに触れたことでデウスエクスマキナが降臨して物語の幕を引くんだぜ!? これがファンタジーでなくてなんだというのか。


……というのは冗談にしても。ラノベ史で取り上げられるような特徴というのは、あくまでラノベ史の流れの中でその作品がどういった位置づけにあるか、それまでの作品と比べて何が新しかったか、という点から語られているし、往々にして熱心なファンの実感とはズレているということは忘れてはいけない*1


サイヤ人も驚くほど延々バトルしてて、基本的に初期からステータスが変わらないリナを主人公にゲーム的な戦術の駆け引きを20年も思案し続けてきた神坂先生には狂気を感じる。本編11巻「クリムゾンの妄執」はそのきわみ。



ほぼ同時期にオタクの友人に連れられて「新世紀エヴァンゲリオン シト新生 Death and rebirth」を観に行く。リアルタイムでも何回か見てたけど、これが決め手であっという間にオタク色に染まる。テレ東深夜にやっていた再放送で全話見た後、夏の劇場版「THE END OF EVANGERION」を観る。「気持ち悪い……」言われても熱は醒めず。続いて「ナデシコ」にハマる。泥沼。

*1:予防線

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